1株で大きく育つマウントペチュニア:マドンナの宝石シリーズ(半立性品種)について詳しく書いてみました!

ここでは、日本一の称号:フラワー・オブ・ザ・イヤーを受賞したマウントペチュニア:マドンナの宝石シリーズについてご説明させて頂きます。どんな品種の特徴を知りながら栽培することで、その植物の特徴を最大限に発揮する育て方ができますよ~♪

ペチュニアとは、南米原産のナス科の一年草です。和名は、ツクバネアサガオです。園芸品種として品種改良が盛んに行われている品種でもあり、数多くの育てやすい品種がある点、花色のバリエーション、花の大きさのバリエーションがが多い点などで人気があり、春の定番花苗になっています。また、草姿もいろいろで、上にグングン育つ立性、横のグングン育つ這性、その中間の半立性などがあります。また、現在販売されているペチュニア苗には実生系苗(種から育てられた苗)、栄養系苗(挿し木によって育てられた苗)がり、実生系品種より栄養系品種の販売価格が高いく、栄養系品種の方が栽培時のパフォーマンスに優れているもの、花色が変わっているものが多いです。
【ペチュニアの基礎知識】
●学名:Petunia
●和名:ツクバネアサガオ(衝羽根朝顔)
●科名 / 属名:ナス科 / ツクバネアサガオ属(ペチュニア属)
●原産国:南アメリカ
●開花期・栽培期:3月~11月
※栽培地域により異なり、気候が温暖な地域では、冬の時期でも栽培は可能な品種もある。

ペチュニア:マドンナの宝石シリーズとは?

マドンナの宝石は、(有)村岡オーガニックで品種改良(育種)され、販売されている品種です。ジャパンフラワーセレクション2010-2011(花壇・コンテナ苗部門※現:ガーデニング部門)において、ペチュニア品種初のフラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)を受賞しその年の日本一の品種に輝きました。※受賞時の審査公表は下記に記しております。
生産者育種ということもあり、品種改良の際に1番にこだわったのは、お客様が栽培する時のどんな用途でも素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれ、何より育てやすい品種であるという点です。そのため、マドンナの宝石は、強健で花数が多く、一株で大きく育つというところに着目し、品種改良を行ってきました。
現在ピンク(2009年販売開始)、ピンクイエロー(2018年販売開始)の2色のカラーバリエーションが存在しております。最初の品種、マドンナの宝石ピンクが販売されてから、次のピンクイエローが販売されるまでに9年もの時間がかかりました。それはなぜなのか??どうしてそんなに時間がかかったのか??

マドンナの宝石:開発ストーリー&名前の由来

開発ストーリーやマドンナの宝石名前の由来の前に少しだけ弊社の紹介をさせてください。
(有)村岡オーガニックは、鳥取県で花苗、野菜苗の生産を行っている会社です。1988年に現社長が脱サラをし、地元特産の大栄西瓜の苗(営利生産者様用)などを生産を開始しました。春作は大栄西瓜の苗の生産を行い、秋は西瓜やキャベツの青果の栽培を行っておりました。秋作にどんなものを作るのが良いのか模索している中、花苗の生産に活路を見出し1993年にパンジー、ビオラなどの花苗の生産を開始しました。時の、ガーデニングブームにのっかり花苗の生産は順調で、2000年に屋号を(有)村岡オーガニックとし法人化しました。
変化が訪れたののは2001年ごろでした。ガーデニングブームが少しづつ落着きだし、年を重ねるごとに花苗の需要は下がり、売れなくなっていったのです。このままでは、いけないと考え、2002年ごろより少しづつではありますが品種改良を開始致しました。自分が目指すペチュニアを創るために花を交配させて、種をとり、それを播き、数千ポット植え、その中から良いものをほんの数ポット残し、また、交配を重ねてを5年以上繰り返し、徐々に自分たちが目指す、株の育ち方だったり、花色だったりに近づけていきました。目指したのは、とにかくお客様の所で商品を育てた時に、しっかりと大きく育ち、そして花が沢山咲き、他の品種に比べて手入れが簡単という点です。
そんな試行錯誤の中、2008年に試験販売を開始したのが「マドンナの宝石ピンク」でした。名前の由来は、花を楽しむ方は、女性が多く、マドンナ=女性。そんな皆さんにお花の宝石を楽しんでもらいたいという思いから、「マドンナの宝石」と名付けました。無名ながら全国に向けて販売を開始したわけですが、やはり無名なので店舗様でなかなかお取り扱いをしていただけませんでした。紙面媒体などに広告を打ち、興味を持ち無名な品種ながらお取り扱いをして抱いた店舗様は、商品の良さをご理解頂けておりましたので、商品のパフォーマンスについては自信がありましたが、やはりネームバリューがないことが販売の一番の弊害になってしまっていました。そこで、どうにかして皆さんに「マドンナの宝石ピンク」をしって頂きたいと思い、ジャパンフラワーセレクションのコンテストに出品することにしました。大手種苗会社様も出される中、また、ペチュニアという強豪が多いと言うこともあり、少しでも名前を知ってもらう機会になればいいと思っていました。

忘れもしない2010年12月某日…私の携帯が鳴りました。

それは、「マドンナの宝石ピンク」がフラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)受賞の一報でした!!本当に涙が出るほど嬉しかったのを覚えていますし、自分たちがやってきたことが間違いじゃなかったと認めてもらたような気がしました。そして、10年以上経った今でも「マドンナの宝石」は皆様に育てて頂き、愛される品種となり、毎年、販売を楽しみにして頂ける商品となりました。

品種改良(育種)には時間がかかります。中途半端な商品ではなく、皆様に喜んで頂ける商品を開発するためには、その商品を開発し、本当にパフォーマンスが優れているというのを検証する必要もあります。気候の関係で、1年に1度しか商品のパフォーマンスを確かめることができないものもあり、やはり時間がかかるります。今後も、皆様により良い商品、喜んで頂ける商品をを届けていけるよう経営理念「植物を通して人々を幸せにする」のもと日々、精進していきます。

●村岡オーガニック紹介PV

村岡オーガニックの紹介動画

フラワー・オブ・ザ・イヤー審査公表

マドンナの宝石ピンクは日本で初めてフラワー・オブ・ザ・イヤーを受賞したペチュニア品種です。

●ジャパンフラワーセレクション審査公表

花色は柔らかな感じのピンク色で花筒部が白く、優しい色合いである。また、葉色はやや黄緑色がかっており、花色との対比が可愛らしく、株の全体の色彩の印象を引き立てている。JFS審査会で栽培試験を行ったところ、今年の記録的な猛暑のなか驚異的なパフォーマンスを見せた。

まず、花壇苗として30cm間隔で植栽したところ、1カ月足らずでマウンド状を形成し、全面が花で覆われた。その後も旺盛に分枝・生育し、草姿も乱れることなくマウンドの形状を保ち、梅雨や猛暑の中でも天候に大きく左右されることがなく、安定的に咲き続けた。曇天時の開花性も良かった。また、1株当たり、株径は1.7m以上になり、1株当たりの累積花数は25,000程度に達した。ペチュニアでは累積花数が2万を超える品種は、これまで行ってきたJFS審査会ではなかった。

一方で、コンテナにて20cm株間で植栽したところ、20日後にはプランターを花で覆い尽くした。その後も旺盛に分枝・生育し、梅雨や猛暑の中はもちろんのこと、晩秋まで休むことなく咲き続けた。また、栽培途中で一斉にピンチすると、旺盛な分枝によって1カ月足らずで再び株が花で覆われるようになり、目的に応じて容易に草姿を整えることができた。

分枝性・花着きなどの生育特性、花色・花型・葉色などの形態特性は、いずれもこれといった欠点がなく、非常に優れているものと認められた。花壇用あるいはコンテナ用、また、1株植え、群植のいずれの用途でも十分にパフォーマンスを楽しめる総合的に秀逸な新品種で、フラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)を受賞した。

いい花の新基準:ジャパンフラワーセレクション(JFS) 認定登録品種ガイド:マドンナの宝石ピンク
マドンナの宝石ピンクのジャパンフラワーセレクション調査記録画像。
マドンナの宝石ピンク栽培調査記録

マドンナの宝石シリーズが愛される3つの特徴!

半立性(マウントタイプ)で1株で大きな株に育つ!!

マドンナの宝石シリーズは生育王政、草勢が強い品種で、最大の特徴は1株で80㎝~100㎝のボリュームに育ちます。なかなかここまで花付きが良く、大きく育つペチュニアはありません。育てがい、見ごたえがあります。
下の写真は、マドンナの宝石ピンク1株を直径40㎝、深さ25㎝の鉢で仕立てた時の写真です。

1株で大きく育ったペチュニア:マドンナの宝石ピンクと村岡昌美。
マドンナの宝石ピンク大鉢1株植え(直径40㎝、深さ25㎝)

生育旺盛で分枝性が良い!!

分枝性とは、脇芽が出て分枝する性質のことであり、マドンナの宝石シリーズはこの分枝性が良く生育が旺盛な品種です。分枝性が多いと、花数も増えます。また、切り戻しによって簡単に株の整形が可能です。そして何より強く育てやすい品種です。

圧倒的な花付!!花数の多さ(多花性)が魅力的!!

分枝性が多い品種ですので、自然と花数も多くなります。サイズにもよりますが、大株になると一度に、400輪以上の花をつけます。また、花の大きさは約4㎝と中小輪タイプですので、花が大きいペチュニアのように花が傷んでそこから病気になるようなリスクが、花の大きなペチュニア品種に比べて少ないです。実際上記の写真は、終わった花柄を一切とっておりませんが、次々と花が咲くので花殻が目立ちにくいのも特徴です。

→1株で大きく育っていく様子を動画でまとめてみました!!

マドンナの宝石ピンクの育つ様子。1株で大きく育ちます。

どんな土植えたらいいの?どんな鉢に植えるの?どんな肥料を使うの?育て方は別のページに詳しく記載しております。→ペチュニア:マドンナの宝石を大きく育てる方法

ピンク派??ピンクイエロー派??それともそれとも??

マドンナの宝石シリーズは2つのカラーが販売されています♪
●圧倒的な人気のピンク♪
光沢のあるピンクが人気の秘密です!その驚異的なパフォーマンスの良さでジャパンフラワーセレクション2010‐2011(花壇・コンテナ苗部門※現在のガーデニング部門)でフラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)受賞品種です。

ペチュニア:マドンナの宝石ピンク花弁。
マドンナの宝石ピンクの花弁

マドンナの宝石ピンクは、有限会社村岡オーガニック(代表取締役社長:村岡昌美)が育成した品種登録の登録品種です。品種登録名「マウントプッチ ピンク」品種登録番号 第21437号

●南国の雰囲気漂うピンクイエロー♪
同じピンクメインのカラーですが中央のイエローがとても良いアクセントになってます。
ジャパンフラワーセレクション2017-2018(ガーデニング部門)でベストフラワー(優秀賞)受賞品種です。
→マドンナの宝石ピンクイエロー詳細

ペチュニア:マドンナの宝石ピンクイエロー花弁。
マドンナの宝石ピンクイエローの花弁

マドンナの宝石ピンクは、有限会社村岡オーガニック(村岡佑基)が育成した品種登録出願品種です。品種登録出願名「マウントプッチ ピンクイエロー」品種登録出願番号 第32970号

【番外編】
マドンナの宝石ピンクシリーズが半立性なのに対して姉妹品種のソフィアの宝石シリーズは、這う性質が強いのが特徴です!!ソフィアの宝石には、バイオレットとホワイトピンクが存在します。こちらの紹介はまた今度させて頂きます。

マドンナの宝石シリーズもソフィアの宝石シリーズもシーズンになると全国の園芸店、ホームセンターなどで販売しています。また、ネット販売ですと「園芸ネット」などでお取り扱いして頂いております。
主な販売時期:4月~6月末ごろ。※暖かい地域によっては、9月~10月頭ごろの販売もあります。

皆さんが是非チャレンジしてみてくださいね♪

ペチュニア:マドンナの宝石シリーズは品種登録品種のため営利目的の増殖は固く禁止しております。

マドンナの宝石は有限会社村岡オーガニックの登録商標です。登録番号:第5575184号

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